一手間かけるともっと広がるタヒボ茶の味わい

 タヒボ茶はそのままお飲みになられる以外にも一工夫でもっと楽しめます。
お茶をストレートで飲んで茶葉の味を楽しむ他に、良い香りを持つ花やエッセンスオイルを利用して、味や香りをつけて楽しむということが世界中で行われています。
 中国では千年以上昔、唐の時代から竜脳樹という木からとれる油で香りをつけて龍鳳茶と呼んで飲まれました。
現在でもジャスミン、玉蘭、珠蘭など自然の花を使い香りをつけた茶が世界中で愛飲されており、イギリスでもレモンに近い柑橘類のベルガモットからとったオイルで香をつけた、アールグレーティーが19世紀始めから現在に至るまで楽しまれています。

 現在、茶やハーブティーの販売店において、茶葉に様々な香りをつけて、フレーバーティーとして販売される商品を目にします。それらにつけられた香りの多くは天然抽出のエッセンスではなく、ほとんどが科学的に合成された香料の香りです。現在では、科学的な合成によって、身近なフルーツであるオレンジ、バナナ、パイナップルはじめ、コーヒー、バニラなど、ありとあらゆる香料を作ることが可能です。
タヒボ茶にフレーバーをつけて楽しまれる時にはぜひ天然素材を使い、それらの自然な風味をお楽しみください。

季節のフルーツとの組み合わせを楽しむ

健康フルーツ「リンゴ」と合わせる

りんごをカップに入れる

 昔から「医者いらず」のフルーツと呼ばれてきたリンゴをタヒボ茶に加えてみてはいかがでしょうか?リンゴは年間を通して手に入りますが、本来の季節(秋〜冬)のものがおすすめです。
本来の季節に商店の店頭に並ぶ新鮮なフルーツははお値段も安く、ビタミンや栄養素も豊富で香りも芳醇です。タヒボ茶と合わせて甘い香りを楽しむのと同時に栄養も摂れます。リンゴを使うのはほんの一例で、他の季節であれば、それぞれの季節のフルーツを楽しめます。

  1. タヒボ茶を作ります。
  2. 2〜3mmの厚さにイチョウ切りにしたリンゴを(皮を残しておく)カップに入れてティーカップ1/.3杯ぐらいのロゼワインをかけておく。酸化による変色を防ぐと同時揮発してリンゴの香りと混ざり、甘い芳香を楽しめます。
  3. 温めたポットを用意しその中にリンゴと煎じ終わったタヒボ茶を注ぎ、3〜4分間蒸らし、カップに注ぎます。

ハーブの爽やかな香りを楽しむ

タヒボ茶にミントを加える 紅茶が飲まれる以前からイギリスを始めヨーロッパにはハーブを煎じて飲む習慣があります。現在でも健康維持、健康増進のために様々な形で広く利用されています。
ハーブとはもともと植物学的な言葉で高木Treesや低木Shrubsに対する草本植物、あるいは草の葉を意味します。現代では芳香があり様々な薬効を持つ香草、薬草の総称として使われます。
西洋のものだけでなく、私たちの身近にあり昔から薬味に使われてきた紫蘇、生姜もハーブの一種といえます。広義に解釈すればアマゾンに自生する樹木タヒボもハーブの一種といえるでしょう。
 タヒボ茶になじみのハーブをアクセントとして加えてお楽しみください。爽やかな芳香成分を持ち、色々な料理に利用されてきたミント類はおすすめです。
最近ではスーパーマーケットの野菜コーナーでフレッシュハーブが手に入れられますので簡単に手に入れられます。

爽やかな香りのミント系ハーブと合わせる(夜おやすみになる前におすすめ)

  1. タヒボ茶を作ります。
  2. 温めたポットを用意しその中にミントと煎じ終わったタヒボ茶を注ぎ、3〜4分間蒸らし、カップに注ぎます。(ミントは包丁で細かく刻んだり、手で少しもみながらちぎったりして香りが出やすくなります)

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